ロングブレスとは
インナーマッスルを効率的に鍛えて
代謝をグングン上げる
人間は「赤ちゃん」で生まれて「白ちゃん」で死んでゆくといったお医者様がいらっしゃいました。赤ちゃんは、熱を帯び、柔らかく、潤っていて、文字通りほんのり赤味がさしています。それに対して私たちは老いると次第に冷え、固く、乾燥しがちになり、青白くなっていきます。そしてさまざまな不調や病気を引き起こします。
「それが老化」と諦めてしまってよいのでしょうか?
私が考案したロングブレスは「呼吸法」です。
では、赤ちゃんとお年を召したかたの「呼吸」を比べてみてください。
赤ちゃんが産声を上げてからの呼吸、脈拍の勢いはご存じでしょう?
鼓動もとても速いのです。
それに比べ、老人の呼吸は浅くゆっくりです。
それなら、意識的に呼吸を変えて自分自身の老化のスピードをゆるやかにすることは可能ではないでしょうか?
わたし自身は、二十年にもわたり苦しんできた腰痛を克服するために、このロングブレスを考案し、夢中で続けました。その結果、気づけばたった一か月半で13.5kgも体重がへり、25%あった体脂肪は6.6%に。腹筋まで綺麗に割れていました。髪も太くなり、肌に艶も出て「若くなった」と言われるように。自分でも10年前のドラマの再放送など見ると、今の方がずっと若いと思います。
その見た目の変貌ぶりゆえに、腰痛を克服するために考案した呼吸法が、むしろダイエット法、アンチエイジング法として注目を浴びたのです。
ロングブレスは効率的にインナーマッスルを鍛え、代謝をグングン上げます。
代謝が上がれば血の巡りがよくなり、不調の大半は逃げていくでしょう。
さあ、ロングブレスで、「健康な身体」と「スリムなボディ」を手に入れ、もっともっと輝いた日々を送りませんか?
ロングブレスで代謝をアップ
血の巡りがよくなり「若さ・健康」を取り戻す
ロングブレスで痩せる理由
やせた人、やせなかった人の差はどこにあるの?
やせるためのポイントとは?
3か月で35kgやせた人もいるというロングブレス。その一方で全くやせないという人もらっしゃいますがその違いはどこにあるのでしょう?
ロングブレスダイエットにチャレンジして失敗した人の多くは、深呼吸とロングブレスを勘違いしています。ロングブレスは呼吸の強さと長さが重要です。
ですから正しく行えば1回の呼吸でかなり疲れますし、汗が噴き出ます。10~20回楽に続けてできるならそれはただの深呼吸になっている可能性大です。
そして、もう一点、やせない人に多い間違いがおなかのへこませ方や姿勢の取り方。正しくできていないと体幹の筋肉が使われないのでなかなか効果がでないのです。
正しいポイントを押さえ、確実にやせるロングブレスに挑戦しましょう!
内臓脂肪が落ちる
ロングプレスは全身に力を入れて呼吸をする全身運動。特に強い呼吸は、体の奥で骨を支えるインナーマッスルを刺激するため、筋肉の温度が上がります。すると、体内の温度が上がり、内臓の周りにある脂肪が落ちて、メタボ腹脱出。
いつでもおなかペタンコ
おなかの奥にあり、ガードルのようにおなかの周りを支えるのが腹横筋。呼吸筋とも呼ばれ、息を強く吐くときに使われる筋肉です。ロングブレスでおなかをへこませながら強く長く息を吐くと腹横筋が鍛えられて、下腹がへこみます。
代謝が良くなる
おなかをへこませたまま息を大きく吸い込むと横隔膜が広がり、息を吐くと、一気に腹横筋が縮まります。これを繰り返すことで内臓が刺激されて血行がよくなり、内臓の働きが活性化。余分な脂肪を燃やして、代謝がアップします。
実践!ロングブレスダイエット
1週間でくびれBODYに!
ロングプレスは、おへその下にある丹田という部分に力を入れながら呼吸します。この丹田は、体をバランスよく保つための重要な部分。ここに力を入れることで、体幹を支えるおなかや背中の筋肉から、おなかの奥にあるインナーマッスルまで、まんぺんなく鍛えられます。結果、おなかまわりを中心に体が引き締まるのです。息を吐くたびにどんどんおなかがへこむので、正しく行うことができれば、誰でも目に見えてくびれができますよ!
ロングブレスで健康な体を手に入れる
ダイエットだけじゃない!専門家も認めたその効果
痩せるだけではない
ロングブレスの効果とは
ロングブレスとは俳優美木良介が考案した丹田を意識して行う呼吸法です。強く長く吐くことによりお腹周りのインナーマッスルを効率よく鍛え、筋肉の温度をアップさせ、内臓脂肪を落とします。また、お腹周りのインナーマッスルを鍛え自前のコルセットを作り上げることで腰痛を改善します。
スタジオでは呼吸とトレーニングを組み合わせて、ボディメイクの他、様々な心身の不調の改善や健康のためのプログラムを提供します。
心身ともに生き生き働けるように
ロングブレスで身体を改善
メタボリックシンドローム・生活習慣病の予防と改善
就業で夕食が遅くなる、接待や付き合いで過食ぎみになるなど、会社員の悩みは多いものです。
ロングブレス独自の方法で効率よくインナーマッスルを鍛え、正しい姿勢と深い呼吸を習得することで、ただ痩せるだけでなく、血流改善、体温上昇 内臓脂肪減少、血糖値降下などの嬉しい効果が見込めます。
腰痛・肩こり・ストレートネックの改善
デスクでのPC作業・スマートフォンの利用者など猫背になりがちな方の間で増えている症状です。
正しい姿勢を長時間キープするにはお腹周りのインナーマッスル「腹横筋」をしっかり鍛えることが不可欠。ロングブレスメソッドで効率的に「自前のコルセット」を作ります。
正しい姿勢がキープできる筋肉がつけば、1日約2万回行われる「呼吸」によって体内に取り入れられる酸素の量が増え、血流がアップします。
呼吸力でメンタルケア
近年、働き盛りの30~50代にうつを発症する方が急増しています。
ロングブレスは「うつ」をはじめ、様々な精神疾患やその予防に有効とされる「呼吸」「運動」「リズム」でメンタルを癒し意欲の向上を促します。
大量の情報処理が必要な現代人は、上手にストレスを逃がす術を身につける必要があります。深い呼吸の習慣をつければ、それだけで不安感やストレスを和らげてくれます。
加えて、姿勢の矯正、口呼吸の改善により、脳神経細胞が活性化。
メンタル面の向上だけでなく仕事の生産性も格段にアップします。
運動器障害・病気療養中の「安静」は、時に深刻な健康被害を及ぼします。
ロングブレスは自らの呼吸のみを負荷とする運動なので怪我や転倒のリスクを気にせず、行って頂けます。
例え歩けなくても、寝たままでも呼吸を使って筋肉量を増やすことができます。
ロングブレスで鍛えられるインナーマッスルについて
体幹とは?
人間の頭部と四肢を除くすべての部分
体幹=インナーマッスルではない
(インナーマッスル、アウターマッスルも含めた、頭部と
四肢を除く全ての部分)
※インナーマッスル
別名深層筋
正しい姿勢を保ちアウターマッスルの補助をする
※アウターマッスル
別名表層筋または浅層筋
大きなパワーを発揮する
体幹を囲む4つのインナーマッスルをインナーユニットという
インナーユニットを意識的に動かすのは呼吸(ブレス)のみ
横隔膜について
膜という名前がついているが、筋肉のひとつ。
- 横隔膜は息を吸うと下がり吐くと上がる。息を吸うとき呼吸筋の主力筋として作用する。
- 拮抗筋である腹横筋と共収縮することで腹圧を高める。
- 息を吸って腹圧を高めることで排尿や排便を補助している。
鍛えるメリット
- 歌がうまくなる(息のコントロールができるようになる)
- 姿勢が良くなる(呼吸で体幹がしっかり安定する)
- 代謝が良くなる(呼吸でエネルギーを消費できる)
- 逆流性食道炎の予防(胃の上部が鍛えられ胃酸の逆流を防いでくれる)
- 内臓脂肪が落ちる
腹横筋について
腹部の筋肉の中で最も深層部にあり、呼吸や腹圧を高める上で欠かせない筋肉
背中からお腹にかけてコルセットを巻くように横に覆っている。
腹横筋は息を吐く時呼吸筋の主力筋として作用する。
加齢や運動不足による背筋・腹筋のゆるみで内臓が下がり前に出てくる。
そこで内臓を元の位置に戻す役割をしてくれるのがこの腹横筋。まず呼吸で腹横筋を自前のコルセットになるように鍛えていけば必然的にお腹はへこむ。
ロングブレスは吸っても吐いてもお腹を凹ませたまま呼吸を行いますがこの時、その凹みをキープしてくれるのが腹横筋。
腹横筋を鍛え、自前のコルセットにすることでお腹が凹むだけでなく、腰部が安定し腰痛が改善される。
そして背骨が前に傾いたり反ったりするのを防ぎ、正しい姿勢がキープできようになる。
腹横筋に包まれているものは何か?
それは内臓。
腹横筋の温度が強い呼吸によって上昇すると、腹横筋に包まれている内臓の内臓脂肪が落ちる。
多裂筋について
多裂筋とは脊柱についていて、脊柱を細かく動かすために必要なインナーマッスル。背骨を自然なS字に保つ。
背骨付近の表面に近い部分には脊柱起立筋というアウターマッスルがある。
脊柱は1本の棒ではなく、小さな骨が積み重なってできていて、その一つを椎骨という。
首の部分の椎骨を頸(けい)椎(つい)という(7個)
胸の後ろの部分を胸椎という(12個)
腰の部分を腰椎という(5個)
その下に仙骨(1個)
尾骨(1個)
多裂筋は骨同士を引き付けて安定させるのが主な役割
多裂筋を鍛えるメリット
腰痛改善
腰痛は今までアウターマッスルである脊柱起立筋と腹直筋・腹斜筋を鍛えることによって改善されると言われ、多裂筋はその補助的な役割と考えられてきたが、近年になって腰痛を引き起こさないための腰椎や仙骨を安定させる効果を多裂筋が持っていることがわかった。腰痛改善のためには、インナーマッスルである多裂筋とアウターマッスルである脊柱起立筋をバランスよく鍛えることが大事。
イレギュラーな腰痛の改善
脊柱起立筋が強すぎるて腰痛になるケース(アスリートに多く見られる)がある。
反り腰になり外部からかかった力をうまく逃がすことができず、腰痛の原因になる。
このような状態を改善するには、多裂筋を鍛える必要がある。
骨盤底筋群について
- 骨盤底筋群とは体幹を下から支える筋肉
- 腹腔内を下から圧迫し、腹圧を高めるのを補助する働きもある
- 骨盤底筋群は膀胱や尿道・子宮・直腸などのお腹の臓器を下からしっかりと支える筋肉
- 排便も助ける
- 骨盤底筋群は腹横筋と共同収縮する性質を持っている
- 尿道や膣・校門を引き締める役割も持っている
- 骨盤底筋群は腹横筋と関係性が強く、多裂筋とも仙骨を介して関係性を持っている
骨盤底筋群がゆるむと
- 尿漏れや頻尿(特に女性に多い)
- 腰痛(骨盤が開いたままになり身体を支えられない)
- 股関節通(骨盤が開いたまま、股関節もゆるんだままになり負担がかかり痛む)
- 太りやすくなる(骨盤のバランスが悪いと骨盤内の血流が下がり、代謝も低下してしまう)
- 骨盤内臓器脱(筋力が低下して子宮を支えられなくなると子宮が下垂し、ひどい場合は子宮脱という臓器が体外に出てしまう症状になる)
骨盤底筋群を鍛えるメリット
- お腹・背中・太ももに力が入り、体に軸ができて骨盤の歪みも整う
- 腹圧が上がって下腹が凹む
- 背筋が伸びて姿勢が改善される
- 女性ホルモンのバランスが整う(生理不順やPMSの改善)
- バストアップ・ヒップアッブ
ロングブレスの基本の姿勢では必ずお尻を締めたまま後ろに体重をかける。この姿勢で強い呼吸をすることで骨盤底筋群を鍛えられる
(基本の姿勢の他にもいくつか骨盤底筋群を鍛えるトレーニングがある)
腸腰筋について
腸腰筋とは「大腰筋」「小腰筋」「腸骨筋」の総称
体幹と足をつなぐ大きなインナーマッスル
腸腰筋を鍛えるメリット
- 歩くのが早くなる(広い歩幅で歩ける)
- つまづきにくくなる
- 老化防止(アンチエイジング)
- 肩こり解消
- 姿勢かよくなる
- ポッコリお腹の解消(骨盤を正しい位置に戻す)
試しに腸腰筋を使い膝を曲げて足を思い切り90度以上上げてみると、下腹に効くのがわかる。
- 腰痛改善(腸腰筋が骨盤を守る)
- 美脚効果
- ヒップアップ
- 腸腰筋は、鍛えるとダイエット効果が最も高い「赤筋」である毛細血管が多く、酸素が豊富に供給されるのでエネルギーが燃えやすい
その他
腸腰筋は高齢者には絶対に必要な筋肉
いくつになっても歩ける身体を作ることが、高齢者の健康の秘訣
姿勢を保つこともできる
横浜東邦病院
医学博士
梅田嘉明 院長
ロングブレスでの腰痛改善は
整形外科医の私もおすすめします
腰痛に悩んでいる方は多いのですが、そのほとんどの原因は不明です。したがって、治療法も当面の痛みなどを取るための対症治療が主になっています。
ただひとつ言えるのは、美木さんのロングブレスは腹横筋などのインナーマッスルを鍛えるトレーニングですので、続けることによって腹横筋などが強化され、自前のコルセツトとなって腰をしっかり支えてくれるようになるため、腰痛の症状が出にくい状態になるということです。
インナーマッスルは小さな筋肉なので、トレーニングをすると比較的早く良質な筋肉になりますが、そのぶん衰えるのも早い。ですから、トレーニングは毎日少しずつ無理のない範囲で長く続けることが大切です。
ただし、椎間板ヘルニアなどで激しい痛みがあるときだけは、症状を悪化させてしまう恐れがあるので避けてください。それ以外の大多数の方には、整形外科医としておすすめできる改善法です。椎間振ヘルニアなどでも、激しい痛みのない安定期であれば、ロングブレスの卜レーニングは行っても問題ありません。
ロングブレスは呼吸法による卜レーニングですから、身体の一部分にス卜レスがかかることもなく、腰痛持ちの方も安心して実践してみてください。器具を使わないのでどこでも行うことができ、自分の予想以上の負荷もかからないため安全です。
美木さんも再三おっしやっていますが、卜レーニング時には腰を反らさないように、くれぐれも注意してください。腰を反らすと脊椎の中の神経の入っているスペースが狭くなるので、痛みに対してリスクが増えます。解剖学的にも絶対に避けなければならない運動です。反るくらいならば、曲げたほうが腰痛にはいい。お年寄りの方の腰が曲がっているのは、腰に負担をかけないようにするための、自然の摂理にかなった姿勢なんです。
医師である私が言うのも変ですが、病院に行くことなく腰痛が治ってくれるのがいちばん。「みなさんが健康になってほしい」という願いは、私も美木さんも同じです。意識を高く持ってロングプレスダイエツ卜に励んでください。